2026/04/28 10:41
今週
ANAから重大なお知らせが出ましたね。
御存知でしたか(?)
ANAには、
「プラチナメンバー以上になると加入できる
SFC(スーパーフライヤーズカード)」
といういのがあって
このSFCを(年会費を払って)
所有し続ける限り、プラチナメンバーと
同等のサービスを受けられる。
そんな仕組みでした。
国内線での具体的なサービスは
・ANAラウンジを利用できる
・優先搭乗ができる
・手荷物の優先受け取りができる
等々
国際線での具体的なサービスは
ANAが加盟する国際航空同名
「スターアライアンス」の
ゴールドメンバーであり続けられる。
つまり
台湾に行った際
同メンバーのEVA航空のラウンジを
利用できる。
ってのがゴールドメンバーの特典。
特典が沢山あり、
なおかつ一度SFCを取得してしまえば
(年会費を払ってカードを所有し続ければ)
未来永劫、このサービスを受けられる。
なので・・・
このSFCを獲得するために必要な
「プラチナメンバー」になるため
めちゃくちゃ飛行機に乗り倒す
する人が沢山。
そうですねぇ、飛行機に乗る時間と
(上手くやれば)50万円くらいの予算で
プラチナ取得=SFCメンバー。
なんて具合です。はい
ま~費用対効果バッチリですよね。
ある1年で50万と時間を投じて
ANA便に乗れば
年会費(最安で1万ちょっと)を
払い続ける限り、上述サービスが受けられる。
でしたが
上記SFCを取得したあと
さほどANA便に乗らなくなった方でも
久々に乗る際
ANAラウンジを利用できるワケです。
3年、5年と時間が経つに連れ
SFC会員の人数は膨れ上がっていき
近頃はANAラウンジが満杯状態。
優先搭乗には長蛇の列。
何のためのステータス??(笑)
状態になっていたワケです。
そうです!!
そんな美味い話は
長続きしないのが世の常でございます。
先日、ANAより
SFC取得後、
年間300万円以上の決済をすれば
ラウンジ使えますよ。
でもって、海外でもスターアライアンスの
ゴールドメンバーとして加盟会社が
提供するサービスを受けられますよ。
ですが、
年間決済額が300万円未満の方は
国内線でのラウンジ利用は出来ません。
スターアライアンスも
シルバーメンバーになりますよ。
「※スターアライアンスのシルバーは
ラウンジ利用等ができません!」
という通知が出されました。
SNS上には
・ふざけんな!結局カネかよ!
・今までの恩を忘れたのか!
・改悪だ!JALに乗る!
という声と
・やっとラウンジに平和が訪れる
・飛行機に乗らなくなった人まで
優遇すべきじゃないんだよ
・そら今までのサービス設計に
無理があるのは火を見るより明らか
という声が溢れかえっています
ですが、
私がお話ししたいのは
その賛否のお話ではなく。
上記の改訂によって
ANA離れを起こす人は一定数いるのは
間違いないでしょう。
しかし、企業として
【選択と集中】という一手を講じた事。
これは素晴らしい。
沢山ANAを利用してくださる人に
より良いサービスを。
その逆は・・・という具合に。
身を切るような特典をつけて
一気にシェアを拡大し
その中で顧客選別をして
利益の最大化を求めていく。
まさに経営のお手本でございます。
が!
中小企業がコレを
安易に真似するのはめっちゃ危険です。
安売りクーポンでシェアを取り
優良顧客向けのサービスを手厚くし
利益を回収していく。
コレにどんな落とし穴があるか
上記のANAの例と何が違うか
おわかりでしょうか??
そうです・・・
航空業界ってのは
ある種の【寡占業界】なんです。
国内でLCC以外の飛行機移動をする際は
ANA・JAL・SKYMARK等
数社の中から選ぶしか無いんですよ。
だから、
サービスの改訂があっても
「むむっ」と思いながら
利用せざるを得ない人が沢山いる。
ANAにはもう乗らん!
これからはJALに乗る!
なんて事になったとしても
JALが同じような改訂をしたら・・・
「ひょえー!」と思いながら
ANAに戻ってくる人が一定数いる。
これが寡占業界。
だから上述の
まずは過剰サービスでシェア!
からの顧客選別で利益回収!
ってな手法が成り立つワケです。
これを
一般的な美容室がやってしまうと
ほな、他のお店行きます。さようなら・・・・
で、おしまい。
お客様は
あっという間に離れてしまい
戻ってくる事はありません。残念。
だから小規模サロンは
まずは過剰サービスで新規開拓!
でもって利益回収はその後!
なんてやっちゃイカンのです。
ではどうするか?
最初から、
『誰をターゲットにするか』
を明確にし
適正価格でも価値を感じてくれる
最初っから利益をもたらしてくれる
そんなお客様とだけお付き合いをする。
そのお客様層にのみ全力を傾ける。
コレしかないワケです。
クーポンや過剰サービスで
新規開拓をお考えのアナタ。
ぜひ、ご一考を。


