2023/05/27 09:45


先日、子供の髪を切りにある美容室へ

「どんな商品があるのかなぁ~?」と見ていて「ふとっ」あることに気づきました。



「あれっ?」 
洗い流さないトリートメント
スプレー式が見当たらない。
そう言えば・・・どの店もスプレー式ではない“トリートメント“
ばかりここ最近納品しているなぁ~。



スタッフの方にそれとなしに聞いてみました。
「なんでスプレー式がないんですかね?」


「う~ん・・・流行りですかね?!」っと。


いやいや、スプレー式のトリートメント
が流行り?じゃないことは一目瞭然!見ればわかります。
ではなくて・・・聞きたいのは「なぜ急に流行らなくなったのか?」が分かっているのか?聞きたかったのですが。



「コロナ不況の影響でスプレー式の方が割高感が敬遠されている」のか(←これ原因ね)

「スプレー式が流行ったあとはシンプルに回帰する昔からのパターン」なのか(←これも原因)

「不況の時代なのでトリートメントもコストが優先されるようになった」のか(←これは目的ですね)



ということで何でもいいんですが、
因果関係がわかる理由を説明をしてくれたら「この美容師は、プロだわ~」っと。
思って信用してしまう訳です。



「流行りですかねぇ~」と言ってしまうのは、簡単ですが・・・実にもったいない。
また、「AとBで迷うのよねぇ~、決められないの?」というお客さんもしかりで
「それは・・・好みですから」と言って
しまうスタッフも実にもったいない。



「◯◯な方にはコチラを、△△な方にはコチラがおすすめですよ!」とヒト言ってくれれば、
自分に合う方をその場でまちがいなく買います。




売る方というのは「なぜそうなるのか?」その説明を上手にお話ししてくれます。
そういえば、良いコーチというのも
「なぜそれがダメなのか?」
「なぜそうなってしまうのか?」

のロジックの説明がとっても上手ですよね!



ちなみに「理由」には「過去の原因」と「未来の目的」が重なりあってます。
NHK番組のチコちゃんに解答者が翻弄されるのも、ただ漠然と「なんで?」と聞かれても


「過去の原因」を聞かれているのか
「未来の目的」を聞かれているのかわからないのが理由だからです。


今一度、自分の業界が「なぜこうなっているのか?」っと。
子供に「なんで?」と聞かれてもパッと答えられるような美容師だといいですね。