2023/04/15 10:56

なぜテレワークの仕事時間は増えているのに生産性が上がらないの?



  慣れの恐怖


このブログを書く時、いつも少し膨張して書いています。

「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」とは、

イギリスの政治学者であるパーキンソンが残した言葉でして、いわゆる「パーキンソンの法則」であります。



時間に余裕があれば、仕事がその分だけ早めに片付けられるのかというと、そんなことはなくて、

忙しい時なら1時間で片付けられる仕事でも、2時間あれば、

なぜか2時間かかってしまいますし3時間あれば、3時間かかってしまうわけです。



以下、わたしの言い訳なのですが…去年の冬頃から、

今年のはじめにかけて「ひとり勉強会」という動画を撮っておりました。(配信はしておりませんが・・。)

朝7時までに、勉強会の原稿を書き上げることを自分に課し・・・。

週2回、7時までに原稿を書き上げて、8時00分まで動画を撮影する…という生活が約1カ月ぐらい続きました。

本当にそんなことができるのかな~?と。

最初は思ってやってみたところ、やればなんとかなるものでして、



その後、一時的にお休みをして、最近また始めようかと

ところが、7時までに原稿を書き上げていたのにやめたところ

それまで出来ていたのに書けていたはずの、この原稿が7時に書き上がらなくなりました。

ちなみにこれを書いている今は、すでに7時を回り7時32分です(おいおい!)



私の場合、これは仕事ではないですが、

まさに「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」

というパーキンソンの法則を痛感しております。

結局「締切」とか「次の予定」とかが無いと、ぶくぶくと作業の時間が膨張するのだなぁ~と。



特に家で仕事をしている場合は、要注意です。

ヘタをすると作業時間がプライベートの時間を際限なく侵食していきます。


ここしばらくの状況下の中で、会社勤務から在宅ワークに変わった方も多いと思いますが。

カレンダーでは「昭和の日」ということでGWの祝日ですが・・・。

もしかしたら、会社勤務だったら例年は休日のはずだったけど、なぜか在宅になった今年は、

仕事をする日になってしまうかもという方はおられませんか?…それが「パーキンソンの法則」です(笑)。



出かけることも出来ないので、

特に目立った予定もなくただ「なんとなく仕事」の時間がぶくぶくと膨張していないでしょうか?

それで生産量が上がればまだ良いですが、生産量は変わらないのに、

仕事時間だけダラダラと伸びてしまっていませんか?



原稿時間が遅くなっている私が偉そうなことも言えませんが(汗)。

無為に作業時間を伸ばさぬよう、「パーキンソンの法則」を肝に銘じておきましょう。

今日は自戒を込めて、ということでした・・・。