2022/12/17 10:19

最初にお会いしたのは
確か3年半くらい前でしたが、その時は美容師としての
収益がほとんど無く奥様のヒモ状態(笑)



そこから、グングン売上を伸ばして
今では人気美容師になっています。



今回の打ち合わせのテーマは「事業仕分け」について。


売上が少なかった時に提供していた
低価格のサービスがまだメニューに残っていたので、


「何を残して、何をやめますか?」


について話し合いました。



このような過去のサービスや商品は
特に扱いが難しくて、昔から利用してくれている
固定のファンがついていたりします。



それを単純に値上げすることが心情的に申し訳無かったり、


値上げによって全く利用者がいなくなる可能性も
それはそれで困ったり…


色々な思惑が生まれてくるんじゃないかと思う訳です。



もちろん、低価格のサービスであっても
それを利用した後に、別の高単価サービスを使ってもらえるような
仕掛けがあるならそのままでも問題は無い訳です。



まぁ~、そういった仕組みが全く無いのであれば、

利益が出ない商品やサービスを
残しておくのは適切ではありません。



この商品やサービスをやることで利益が出ない動きに
時間が完全に取られてしまう上、ムダな動き(=利益が出ない)に繋がります。



つまり、”低単価のサービス”があるが故に全体のポテンシャルが下がって
”他の高単価サービス”が売れにくくなる訳です。



なので、速やかに「停止・廃止」もしくは「適正価格に値上げする」
このどちらかの選択に本来迫られます。




実を言いますと、適正価格に値上げしてもわたしの経験上、

意外とお客さまは減らないものです。



仮にもしも、全員がいなくなったとしたら
そのサービス自体にはそこまでの価値が無かったということに・・・。

思い切って停止及び廃止する良いきっかけになるかと思います。



そこで、


一旦値上げをしたら、それを守り続けることが最も大事です。

よくあるのが、金額が低い時、よくサービスを利用していたお客さまが


「アノ時の金額でやってよ~!」


と交渉してくることってホント多いんですが、

自分のステージが一段上がったら
提供するサービスの価値も必然と上がるので、


高い金額を頂くのはコレすごく当然のことです。




小規模サロンの場合は経営者のさじ加減で
金額をいじることはよくあるでしょうが、

一度、設定した金額をブレずに運用していくことも非常に重要です。




「自分のステージに合ったサービスや商品」をしっかりと取捨選択して、


もし残すのであれば”利益の出る適正価格”をきちんと頂くようにする。



この当たり前のことが意外とできていないサロン経営者が多いので、

定期的にサロンの「利益の出ていない商材やサービス」を
チェックしてみる仕組みを考えてみてください。



今日のまとめ 



まとめ① お客さまの言いなりになってませんか?自分軸をブレてはいませんか?


まとめ② 低単価でも高単価でも利益を生み出す為の価値がありますか?