2022/10/14 21:29

だいぶ前に某テレビ番組で


「X JAPAN」のtoshi本人が「toshiのモノマネ芸人」として
ステージに上がっても誰も気が付かなくない?


という無茶な企画がありました。




さぁ~結果は、


実際に本人がステージに立って歌っているのに
全く誰ひとり気が付かないんですよ。これが・・・・。




観客だけではなく、

面白いことに楽屋で超至近距離にいたモノマネ芸人さん達も



「そっくりーですね!」



ただ驚くばかりでまさか本人だとは
誰ひとり本人だと思っていない様子。



「モノマネ芸人だと本人が言っているから・・・・」


「あの伝説のロックスターがこんなところにいる訳が無い!」


勝手な先入観なんでしょうね。



正直なところ、テレビですからどこまでがリアルなのか
怪しいところですが、

これって、リアルに有り得る話だと思いました。



逆にモノマネ芸人が

オリンピックの国歌斉唱の時に、


toshi本人のフリをして歌ってもきっとバレないと思うんですよ。


「世紀のイベントでモノマネ芸人が歌うはずなんてありえない…」

という先入観があるはずですから。



なので、


「きっと”toshiは歌が上手い”なぁ~」と。


モノマネ芸人の歌を聞いても感心してしまう訳ですよ。



つまり、多くの方は商品やサービスの本質が
わかっているのではなく、


「超有名なスターだから歌が上手いはずに決まっている」


「高級車だからきっと乗り心地も良いはず」


といった、『場の空気感』でほとんどのヒトは判断しているということです。




ココのポイントが理解できていないと、


「隣店の美容師さんの方がわたしよりもテクニックが高いので、

値段を下げないとお客さんはきっと来てくれないのでは・・・」


といった間違った思考に支配されてしまうことに。

美容の素人にはどちらのテクニックが高いかなんてわからないにも関わらず…です。



例えば、隣店がカット5,000円で提供しているのに対して、


カットテクニックの低い自分がカットを10,000円で提供。



普通に考えるとテクニックが低くて価格が高い
美容室に客なんて来ないと思ってしまいますよね。



しかし、テクニックなんてお客さんにはわからないんです。


なので、


「10,000円も取るならきっと腕が良いに違いない」


と判断してくる人も確実にいるんです。



実際にサービスを受けて”満足”してもらえたのであれば、

そのお客さまはリピーターになってくれるんです。



すぐ隣にもっと安くてテクニックの高い美容室があったとしても、

本人が満足しているならそんなものは関係無いってことです。




全てのお客さまが、常に『より安くてより質の高いお店』を
求めている訳ではありません。



一度、気に入ったお店を見つけたら、


「他店を探すのは面倒だからここにずっと通えばいい!」


という感情を選ぶ人だってたくさんいるん訳です。




お客さんがお店を選ぶ理由って、大抵は「何となく」ですよ。



例えば、綺麗な髪のモデルさんがCMに出るだけで、

そのシャンプーをすぐに売れてしまう。

成分を調べたり他社との比較なんていちいちやらないんハズ。



ココを勘違いしてしまうと、


「良い品質の商品を安価で提供しなければ他社に競争で勝てない…」


なんて勝手に思い込みんでしまいますから、気をつけましょう。

思っている以上にお客さまは何も考えていないものですから。


(わたし自身もそうですから…)




ここで以前、ブログにも登場しました


現役のサロン経営者で
『小型理美容室専門コンサルタント』の繁盛サロンBlogを更新中の
理美容室専門・安定経営コンサルタントの冨澤光明さん
自身のブランディングノウハウをblogにて公開しているのを一部ご紹介です!!


「サロン組織やスタッフに頼らず、自分のブランドでやっていきたいという
美容師、理容師、フリーランス、そしてビジネスパーソンのみなさんは必見のブログ!!」

 
まずは、☟下記☟をご覧ください。☟




STEP.2要点チェック☑



チェック1 ヒトは認知バイアスが本能的に掛ったり、ヒューリスティクスで行動してしまったり合理的な生き物ではないですね。


チェック2 ヒトが離脱してしまう原因も、「ただ何となく」が結局多いのも事実。