2022/06/18 09:19

美容業や理容業など、

個人の消費者をターゲットとしている方が
私のクライアントさんなんですが、


皆さん「路面店」にはかなり拘りがるんですよね。


まあ、マンションの一室でひっそりとやっているお店だと
飛び入りのお客さんなんて100%来ませんから(笑)、


路面店にすれば看板や店内を目にした人が
どんどん来るのではないか?と期待する気持ちもよくわかります。



そもそもですが、

「看板を見てフラッと入って来るお客様ってそもそも必要でしょうか?」

今日は、ココを考察してみたいと思います。



「必要ではないお客様なんている?」

と疑問に思う方もいるかもしれません。

なのでとても単純化した例であれば


美容室を経営する美容師が予算5,000円のお客様の
施術をしていたとします。


この様子を窓ガラス越しで見ていて「忙しそうだ!」と判断し、
お店に入ってこなかった人がいました。



もしも、その人の予算が『3万円』だとしたらどうでしょう?



予算が少ない人の対応をしていなければ、
遥かに大きな売上が上がっていたのかもしれません。


(※すみません、あくまで例ですのでもっと顧客を大事にしろ!というご意見も

おありかと思いますが・・・。)



つまり、重要度の低い顧客の対応をすることで、


「本当に大事にすべき顧客」を


とりこぼしてしまう可能性があるということです。



このことを踏まえて、

「看板を見てフラッと入って来るお客様ってそもそも必要でしょうか?」

という疑問に戻りましょう。



ここからは小規模のお店中心の話になります。

フラッと来る方というのは、業種によっては「不要なお客さん」です。

なぜならフラッと来る方って、

「ホントに困っていない人」なんです。



なぜなら、A型看板やお店を見ただけで入って来る訳ですから、

SNSやGoogleなどで事前に入念な下調べをしている訳でもなく、ただ何となくやって来る方です。



美容室を例にすると

「どうしても縮れ毛(くせ毛)が治らなくて、色々なお店を調べてやっとここに来たんです!」

という半端じゃない熱量ではなく、



「ちょっとお店の雰囲気が良さそうだから入ってみようかな?」

くらいのもんですよ。





こういう方は、高単価のサービスなんてまず受けないでしょうし、

リピートする可能性もハッキリ言って非常に低いです。


要は、

「フラッと来た人はフラッといなくなりますから。」



このように熱量が低く質の良くないお客さんの対応に時間をかけることで、

本当にサポートしてあげるべきお客さんを逃してしまっている可能性すらあるかもしれません。



路面店というのは

『質の良くないお客様を多く引き寄せてしまう』

というデメリットの一面があるということです。



わたしは弱者の生きる戦略として、

「本当に困っている方へ高単価の商材を提供すること!」

を基本的にはオススメしております。



「お客様が増えるのは本当に良いこと!」

という考え方自体がもしかしてズレているのかもしれませんよ。




 TODAY'S
 
要点チェック☑



チェック1 貴方のお店は、本当に困った方に自店の強みを正しく発信出来ていますか。


チェック2 来て欲しいお客様が来店されていますか?もしそうでなければ、リーチ方法を検討してみましょう。