2022/06/15 11:59
昨日は、T会社の顧問であるNさんと電話で相談。
最近気になる「ニュースレター」について
主にお話をしました。
「ニュースレターは既存客とのコミュニケーションを
深めるのにとても有効。」
私の取引先の美容室のお客様は年配の方が比較的多いので、
「SNSなどネットでの情報発信を
あまり見ない層へのアプローチとして最適ですね!」とお伝えをしております。
ブログやメルマガと違って月に一回の発行でも
十分なので、ぜひ、取り入れて頂きたい
情報発信の一つと言えますね。
僕自身も様々なお客様から
毎月ニュースレターを頂いておりますが、
「せっかくなので、書くならこうすればいいかも?…」
と感じることがあるため、ニュースレター作りの
とても簡単なポイントをお伝えしようかと。
まず、最も勘違いが多いポイントがございます。
それは、ニュースレターは「チラシではない!」ということ。
あくまでも商材を買ってもらうために発行するものではなく、
『コミュニケーションを取る』
ために発行するものとして認識してください。
つまり、「商売っけを消すこと」が、基本中の基本になります。
ニュースレターに営業を匂わせるような内容を
載せてはダメです。
では、何を書けば良いのか?と言いますと、
極端な言い方ですが「どうでもいいこと!を書けばいいんですよ(笑)。」
例えば
「子どもの卒業式で感動のあまり号泣してしまいました」
「ヤバい!寝坊した!と思って慌てて起きたら火曜日でした」
こんな内容のことでもOKなんです。
むしろ「そのヒトの人間性」が伝わってきます。
ヒトって「売り込まれる!」と思うと本能的に拒絶しますから。
「とにかく商品を買ってほしい!」
という意図が丸見えですとロクに中身すら読んでもらえませんので・・・。
つまり、仕事とは無関係な内容をあえて書くと良いのです。
「私はニュースレターを営業の手段として全く使う気は無いですよ!」
という意思表示をハッキリしておくべきです。
でないとイケませんね。
どうしても皆さん下心が抑えきれず
商品広告を入れたくなりますが(笑)、
ここは一旦こころの奥底でグッとこらえましょう。
商売っ気の無い連絡を定期的に発信するからこそ、
「信頼や安心」を勝ち得ることができるんです。
この信頼と安心が、長い目で見ますと
質の高い仕事へと結び付くものなんです。
そうは言っても、どうしてもビジネスにつなげたい方は、
「買ってください!」
と言う発信ではなく、
その商品
「どこで買えますか?」
とお客様に言わせるような記事を発信してください。
例えば、美容師さんがシャンプーを売りたいと
思った時、
「当店のお勧めシャンプーはこんな成分が入っていて、こんな効果があって…」
という内容を書いてしまう!
コレは『売り込み』になりますので、チラシに書くべき記事。
もしも、ニュースレターに書くとしたら、
「○○という成分が多く含まれる市販のシャンプーは、
頭皮に△△なダメージを与え、髪にも□□なダメージになることがあるので気をつけてください」
と言うような、豆知識や有益な情報を発信する記事を
書いてみてください。
この記事には営業の匂いがしませんが、
読んだ方は、きっとおもうはずです。
「う~ん 結局、どのシャンプーがいいのかな?」と。
この疑問に対して、ニュースレターの発信元であるアナタに質問をしてきます。
その時に、
「当サロンでオススメしているシャンプーはコレです!」
と商品を紹介すれば良いのです。
「コチラから売る」のではなく、
『相手に欲しい』と言わせる。
この思考法であれば、営業の売り込みだ!ときっと思われないはずです。
ただし、あくまでもニュースレターの目的は
「長期的な信頼の積み上げが最重要」になりますので、
気持ちが焦り、つい目先の利益を追わないように
注意してください。
「売りたい商品がある時にだけ近寄ってくる人!」
こんな営業マンだと思われないように気を付けましょう。
要点チェック☑
チェック1 ニュースレターの目的は、営業ツールではなく信頼構築のツールです。
チェック2 ネガティブな情報がヒトの行動を動かす!〈行動経済学〉