2022/04/22 09:52

先日、プリンターのインクを買いに某家電量販店に出かけました。

ところが、パソコンコーナーに行く途中、思わず立ち止まったのがappleのブースでした・・・。


私はタブレットとしてiPadProを使用しているのですが、iPadAirを手に取り、一生懸命見ていました。

まだ現役で今のiPadProが使えるにもかかわらずです




人の幸福感は続かない

「ヘドニック・トレッドミル現象」という言葉をご存知でしょうか?

ヒトの「慣れ」に関わる心理学用語なんですが、例えば学生から社会人になり、初任給を貰った時のことを覚えていますか?

学生の頃貰っていたアルバイトの給料と比べると、格段に収入が増え


「えっ!20万円も振り込まれている!」

なんて思った方がきっと多かった筈!


しかし、これが1年経ち2年経つと

「給料が全然上がらない!」

という感情に変わってきます。このように、最初の幸福感は長時間持続せずに「慣れ」が生じてしまう。

という現象の事です。


つまり、私のiPadの件も同じです!

今使っているiPadを買った時は超ウキウキして1日中触っていたにも関わらず、

今は新世代機にツイ目移りしてしまう・・・。



新たな幸福感を準備

商品やサービス購入時の幸福感だけではありません。サロンに満足した際の幸福感も同様です。

「いやぁ~、このサロン最高だな!」

そう思って何度か通っているうちに、それが「当たり前」になってしまいます。


そして、更なる幸福感を求め始めるのですが、そのお店に次なる幸福感が見いだせない場合は、他店に目移りしてしまうのです。

この「当たり前」→「他店への目移り」を防ぐため、常に「新たな幸福感」を提供する準備を行う事が大切になります

これが必須なのですが、さてこの「次なる幸福感?」はどのように準備すればよいと思いますか?




「深掘り」「横展開」よりも「ズラシ」

ツイやってしまいがちなのが「深掘り」や「横展開」。

先程の給料の例で言えば、25万円、35万円と昇給していくという考えが「深掘り」、

役職を与えるというのが「横展開」になります。


カラーが上手なサロンなら、もっと最新のカラーを提供するという考えが「深掘り」で、

いろいろなカラーメニューを加えるという事が「横展開」にあたります。


しかしです!もうお分かりの通り「深掘り」には限界がいつかきます。

また、「横展開」を繰り返すことでサロンの魅力(そこでなければならないというロイヤリティ)が減退してしまいます。

そこで「ズラス」という手法を用いるのです。


カラーが上手な人気店、このサロンは斬新なカラーを提供する(=カラーが上手)事がウリのお店だとしましょう。

その場合の「ズラス」とは、(例えば)斬新なヘアースタイルを提供する。という事です。


つまり、サロンの「ウリ・特性・価値」を軸にしたうえで、別の角度からアプローチする!!

このお店でいえば、「斬新なヘアースタイルサロン」という軸を用いるわけです。


お客様の「更なる幸福感」を満たすため、自店(商品・サービス)の「ウリ・特性・価値」を正しく認識し、

それを軸にした多角的なアプローチをし続ける事。軸は絶対にブラさない事。

サロンの「軸」。

見えていますか?



要点チェック☑


☑チェック1 「人間の幸福感」は、長時間持続しない!常時次なる幸福感の準備をしてますか?


☑チェック2 サロンの軸?スタッフと共有してますか?常に話し合ってますか?